雑誌「旅学」創刊号2007年11月27日発売! 旅学公式WEBサイト - UNDER CONSTRUCTION!

CATEGORY 編集長・池田伸 「旅学」編集部 旅学School&Lodge
BACK NUMBER

旅学vol.01

intro

« 旅学Movie発売!! | メイン | africa »

2007.12.30
バラナシのビレッヂに

バラナシに土地を買った。

ガンジス対岸のビレッジ、さして広くないけれど、そこそこの建物が作れそうだ。

3000ドル。

(マルコいわく、日本人を見た大家が4000ドルと吹っかけてきて)ちょっとすったもんだはあったけど、マルコ必死の交渉で当初の予算どおり。マルコはすでにその一角に一部屋だけのちっちゃい家を建て、マザーベイビーと子供たちと暮らし始めてる。

村にはとにかく子供があふれ、学校に行けないような子もたくさんで、でも村はいつだって子供たちの声で満ちていて。

貧しい。しかしその村は幸福そうに見える。

ヒンディー語しかしゃべれない子供たちとは会話は出来ないけど、わらわらと集まってとにかくよく笑うそいつらは、不幸とは思えない。

理由もわからない子殺し親殺し事件なんて聞いたこともなく、お受験も陰湿なイジメも自殺もなく、もちろん金も将来の安定もなく、しかしすべてが活気に満ちて、輝きを放っている。

幸せとはなんだ。

俺はそこで、つくづくこう思う。

みんな、ありがとう。

旅学を手にとってくれた人。

じっくり読んでくれた人。

旅祭に来てくれた人、このBlogをこうして呼んでくれている人、熱いコメントをくれたみんな。

旅学は広場だ。俺はそう思っている。

旅というキーワードで、いろんな連中が集まる広場。

旅をして、撮った写真や考えた文章で、なにかを表現したい、なにかを伝えたい。そんな熱い思いを持つ人たちの場所。

俺の思いを、俺たちの思いを、あなたの思いを、みんなの思いを、ひとりでもたくさんの人に伝えたい。

どうすればもっと伝わるんだろう。

模索しながら歩いていくしかないんだよなぁ。

5月下旬から6月上旬にかけて、レンガを積みに行く。

俺はその前にもう一度現地に行って、下準備をしてこよう。

まだ詳細はこれからだけど、行きたいヤツはみんな行けばいい。

みんなで力をあわせてレンガを積もう。

力のない人はサポートしたり、飯を作ったり、なんだっていいさ。

一生の思い出と、いつ行ったって温かく迎えてくれる自分自身のアジトを作ろうじゃないか。

comment (6) | By イケダシン

コメント

ハチ

はじめましてこんにちは。
土地購入お疲れ様でした!私も5月に微力ながらお手伝いに行きたいと思いますので、その際はよろしくお願い致します。詳細たのしみにしてますね!

ゆみか

記事を読んで。
そんな子供たちの笑顔が見たいと思いました。

レンガ、積みに行こうかな、
とも思いました。


でも、私はここで逃げずに頑張ろうっと思います。

ウチは、通信制高校で先生してます。
その、陰湿なイジメや、受験や、大人が作った住みにくい複雑な社会のお陰で壁にぶつかり、
青春時代を必死に歯をくいしばって波に揉まれながら戦う、現代の様々な高校生と毎日泣いたり笑ったり怒ったりしながら過ごしてます。
毎日戦争だけど、充実してます。
でも、時々、こんなに複雑になってしまって人と関わる事が苦手になってしまった高校生達と一緒に過ごしているうちに…

ちょっと逃げたくなります。
可哀想にもなったりします。

貧しくてもシンプルな社会が、いいなと思ったりします。

こんな社会ひっくり返してやりてぇな、
って思うけど、無力な自分に情けなくもなります。

でも、私は私の道を。
小さな事からコツコツと。
ここでやれる限りの事を全力でやりきって、楽しんで、いっぱい笑ってやろうって思います。

旅が好きです。
また、「旅学」 に力もらいました。
いつも素敵なものをありがとうございます。

よし、がんばろ。

なお

昨日大阪のツアーに参加して元気をもらいました。
私はただの20歳で。お金もないし何かしたいって強烈に思えることにもまだ出会ってない。歩さんの言葉は眩しすぎて、でもちゃんと心まで届くパワーがあって。
誰かの背中を追いかけることは明確な夢と呼べるものではないだろうけど、それをつかむきっかけになればな、と思いました。
インド、行きます。
お金も、人も、愛も、欲も、裏も表も溢れすぎている日本を離れて言葉も通じない場所で、自分に何ができるか見つめてみたい。
貧しい国の子供たちの為というプロジェクトの趣旨からは遠い自分の為の動機ですが、こんな私も仲間に入れてください。

ようこ

小豆島でのトークライブにてその話を聞いて、
衝動的にインドへ行きたい!レンガ積みたい!
と思った者です。

最近、インドへ行った方の話を聞くことが多くて、
高橋さんのライブでも聞けるとは思っておらず、

「これはインドに呼ばれているなぁ~」と感じました。

体力的には自信はちょっと…ですが、参加希望です。

また詳細分かりましたら教えてくださいますようによろしくお願い致します。

よういち

ビーチロックハウス、ビレッジとお邪魔して、いつか関わりたいな・・・と漠然と思っていました。

そしたら、学校のプロジェクトを小耳に挟んで、こうして具体的に進んでいるのを目の当たりにするともう考えることもないなと。

参加したいです。

それに、かつて訪ねた地、ヴァラナシ・・・もう必然のように感じます。

よろしくお願いします。

ちぃ

私はただ単純に子どもたちの笑顔がみたいと思いました。恵まれた環境で生きてきた私には目を覆いたくなる場面もあると思いますが現実を受け止め、自分のまわりだけでなくもっと世界を知りたいと思いました。そして、自分自身成長できたらなと思います。微力ながらお手伝いさせてください。よろしくお願いします。詳細待ってます。

この記事へのコメントは終了しました。